コーティング処理
いよいよです。コーティングには一般的にエポキシ系コーティング材を使用します。フィニッシングモーターの無い方や、バンブーロッドの場合などはウレタン系コーティング材を使用する場合もあります。エポキシ系コーティングは1回で仕上げず、2回ぐらいで仕上げるととても綺麗に仕上ります。
エポキシコーティング材の調合 今回はナガシマ製ハンドレットコート1:1(エポキシ系)コーティング材を使用します。デュラグラスやフレックスコートなど色々なエポキシコーティング材がでていますが、計量カップの目盛を基準に測れ、ポンプのメンテもいらないので当店ではこれを使っています。 エポキシの基本はA液とB液の比率は1:1です。これは絶対です!よくA液だかB液を少し多くしたほうが良いなど小耳にはさむときがありますが、それは間違いで、計測のしかたが間違っているのです。ポンプでの吸い上げも、計量カップでの計測も目盛を信じて平に計るのが絶対条件です。 |
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A液とB液1:1に計ったら、楊枝などを使って良くかき混ぜます。よく泡を出さないようにかき混ぜるとか云いますが、完全に混合するには泡を出さないのは不可能なので、気にせず全開でまぜ、その後約2-3分放置し熟成させます。この熟成期間に大きな泡は消えます。その後”エポキシ薄め液”を少量加えかき混ぜてバーニッシュの完成です。極小な泡が残っている場合がありますが、乾燥中に消えますのであまり気にしないことです。一回めの塗り用はシンナーを入れ、スレッドに染み込みやすくします。仕上げの2度目は入れないか、チョビットだけにします。 左の写真は筆でシンナーを入れている所。筆は実際に塗る筆です。 |
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フィニッシングモーターにロッドをセットした状態。 ※画像取り忘れ別の写真でご勘弁を… |
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さて塗りです。まず筆は平筆、シンナーも別容器で用意しておきます。筆を拭くティッシュもすぐ拭けるように用意します。一回目の塗りは、バーニッシュをスレッドに沁みこませるのが目的ですので、浸透するのを確認しながら外側から塗っていきます。これも竿先から塗るのが基本となります。多くのせてしまったバーニッシュは塗ってない方に筆で押し上げます。そんな感じでガイドの付け根(糸の巻き終わり)まで塗り1回目の塗りの完成です。もしバーニッシュがはみ出した場合は綿棒やティッシュでふきとります。筆にホコリなどがついた場合にはシンナーで濯いでください。 このようにガイドを総て塗ったらフィニッシングモーターで約半日から1日(モーターは半日も回せば塗料は垂れません)乾燥させます。その後2度目の塗装を行います。2回目は仕上げになりますので、泡が入らないよう、波打たないようにバーニッシュを盛るように仕上げていきます。乾燥時間は1回目と同じですが、実際釣りに使用するのには、1日乾燥でも大丈夫ですが、少なくても2日以上乾燥させてからのほうが宜しいかと思います。 |
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ロッドネーム部分等の長い場所は、一気に塗ります。セコセコ塗ると塗面のガタツキがでて波打ちます。 | |||
ガイドの足のバーニッシュの量はホドホドにするとスリムでカッコ良い! |
蓄光スレッドのモンモンが闇夜に光る!? 鳳凰のモンモン 下の写真をアップにしたらピントズレ… |
全体ではこんな感じ。 |
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これでスペシャルロッドの完成です。 |